2016年4月6日水曜日

「大切なもの」 今村まち子(チャランゴ)














見たこともないハングライダーの黒い影に怯え、
チセル地方のヤギの群れは、草原から森の中に移動し身を隠し、
しばらくは出てこない。
















樹木の皮をはがし、森は森でなくなっていく。
冬に備え脂肪を蓄えなければならない大切な時期を奪うだけでなく
全ての生態系を狂わせてしまう。
人間はなんて身勝手で愚かな動物だろう。
大地だけでなく空をも自分のものとしてしまう。


















同じような身勝手さが私たちの住む山梨にも起こっている。
数年前の春、北杜市に行った際あちらこちらの木が倒され、
自然とは不釣り合いの「太陽光パネル」が作られるのを見て驚愕した。
何とそれは、今も続いているらしい。
山梨の自然のすばらしさを理解していない人々。
法律や規制の無い未熟な社会。
北杜市はいったいどこに向かっているのでしょうか。
誰もがうらやむ、美しい北杜市を残していくように、
努力して欲しいと思います。