2019年2月1日金曜日

「雪遊び」木戸岡信次(ビエントス)

【雪遊び】
子供のころは雪が降ると嬉しくて雪遊びに興じたことは皆さんにも共通する思い出があるかも、と思います。
雪が降る夜は静かさが際立って外が妙に明るい。 朝カーテンを引くと外が銀世界。ワクワクする気持ちがありました。

【雪かき】
先ず家から出る道を確保しないと。 2、30センチ降ると雪かきの幅の細道が家から家につながる状態になる。
なかなか面白い景色だった。 犬、猫、鳥、人の足跡もしっかり残り歩いた場面を想像できて面白い。
何かしら地域の生活一体感があった気がします。
子供のころの雪かきは木の棒に板を釘で打ち付けたものでした。
雪かきをすると撥ねた雪が積み上がって山になり雪遊びの元になりました。

【雪だるま】
日本では座って居る姿で丸2つですが外国では足も入れて3つ丸を重ねるようで面白く思います。


なかなか丸くならない。 養蚕の桑ぼや(枝)を炭にしたぼや炭を目鼻にした。
土の付いた所から溶けていく。せっかく作ったものが残念な気持ちでした。
大阪万博の太陽の塔を作った覚えがあります。
もっと雪が多ければかまくらを作ったり滑り台を作ったりできるのにと思っていました。

【雪合戦、雪投げ】
自然に雪を丸めてぶつけ合うことになる。運動神経のいいやつは投げられた雪玉を手の平で叩き落としていた。
ぶつけ方もいろいろ工夫して2つ同時投げや、カーブする円盤型など。 高学年になると危険でやれなくなる。
雪玉を投げて木に当たってパーンと破裂音がするのが面白かった。


【雪滑り】
格好の坂道があったので滑り下りる遊びをした。
最初は木で作ったそり、そのあと竹スキー、そのあとビニールの肥料袋で滑り降り。
雪の表面が溶けて凍り積もった雪の上を歩いて行ける。北国では雪渡りと言うらしいですが、少しそんなこともできました。


【現在】
現在、雪が降ると交通の障害、雪かきの手間のかかる迷惑としか考えなくなってしまいました
 雪の風情を楽しめる、心の余裕が欲しいと思います。