2019年8月10日土曜日

「剣は心なり。音も心なり」橋本 真樹(チャランゴ・ギターラ)


 子供の頃やっていた剣道を数年前に再開し、改めて剣道修行の奥深さに はまっています。
 (正確に言えば、今取り組んでいるのは古流剣術と呼ばれるもので、現在一般的な剣道とは若干違いがあるのですが、広い意味で「剣道」と称します。)





剣道の世界では、昔の先生方が剣道の本質を説くため様々な言葉を残し、現代まで語り伝えられているわけですが、最初は「ふーん!そんなものか!」と軽く聞き流していた言葉の数々が、年齢を重ね修練を重ねていくうちにスッと腑に落ちる瞬間があったりして、今もって新たな発見の連続だったりします。

 さて、剣道の教えを伝える言葉の中には、剣道以外の様々な分野にあてはまるものが多くあると思います。「剣は心なり。心正しからざれば剣また正しからず」を転じて、「音は心なり。

 心正しからざれば音また正しからず」と音楽演奏の心構えを説いても全く違和感は無いのではないでしょうか?

 音楽演奏が自らの気持ちを聞き手の心に届けるものだとすれば、いくら技術レベルが高くても傲慢な心や浮ついた心で演奏していたのでは聞き手の心には響かないんじゃないかな。

 基本的に、剣道修行者の修行は1生涯続くもの。

 初心者練習会の主催者として、音楽演奏を生涯続けようと考える人には、自らの心の有り様を見つめ続けることを強くお勧めしたいと思います。



【初心者練習会(ソル・ナシエンテ)出演イベントの告知】

11月3日(土・祝)に開催される山梨県主催イベント「やまなし県民文化祭・アコースティック音楽祭」に、今年も参加させていただけることになりました。
会場は、東京エレクトロン韮崎文化ホール・小ホール(韮崎市藤井町坂井205)です。
イベント開演時刻は12時25分。ソル・ナシエンテの出演は、15時30分頃の見込みです。(13団体のトリです。)