2017年6月1日木曜日

「新たな出発」 今村 均 (ギター・ボーカル)

2020年に峡南地区の高校3高が統合されて、現在の市川高校跡地に新たに開校します。3高の歴史有る校名が無くなるのは淋しいですが、市川に生まれ育ち、市川高校を卒業した者として、また新たな出発は楽しみでもあります。高校周辺には町民体育館、町民会館が有りましたが、それらを取り壊し校舎も規模を大きくして建て直されます。体育館並びに町民会館は場所を変えて建設されます。そこで、私が代表理事をしている町造りNPOの「是空」としても新しい施設の参考にすべく、先進地視察として岩手県紫波町の施設、オガール紫波を訪ねて来ました。



東北本線、紫波中央駅前に10ヘクタールの広さで役場、バレー専用体育館、サッカー場、図書館、児童館、商業施設、宿泊施設を集中的に建設して、オープン4年で年間利用者150万人も来場する施設になりました。役場も民間資金を活用して建設し、管理会社から賃貸で借受ける、町に資金が無くても民間資金でやれる事はかなり有ると凄く参考になりました。文化芸術による町造りを目指す「是空」の活動には直接関係がない様に思われますが、住みよい町にしたいとの会員の思いは文化活動だけでは無く、未来の町造り推進の為に力を尽くすのも重要な事だと思います。盛岡では地域造りの活動をしている方々と交流を深め、改めて町造りは人造りの感を新たにしました。福島川俣町のコスキンエンハポンは音楽による町造りが成功している事例としてとても参考になります。市川高校周辺再開発を契機に新しい町造りに頑張ってまいります。