2018年7月1日日曜日

「褐色の肌 piel morena」 大塚良夫 (ビエントス)

レコード棚を整理していたらサビア・アンディーナ(ボリビアのフォルクローレ・グループ)のレコードが14枚も出てきました。
よくこんなに集めたな。
その中でインストルメンタルの演奏の「褐色の肌」はよく聴きました。
52才、早川中学校に勤務していたときのことです。
授業の準備に時間がかかり、終わったときは薄暗くなっていました。
よし、誰もいないので講堂で「褐色の肌」を聴くか。
ボリュームを上げて聴きました。

2回目が終わったとき、「いい曲ですね」若い女の先生の声でした。
「忘れ物をしたので学校に来たんです。講堂から音が聞こえてきたので来ました。
いい曲ですね。しっかり聴かせてもらいました」
「聴いてくれて、ありがとう」
「どんなことを歌っているんですか」
「曲名は“褐色の肌”。歌っている女性は、スルマ・ユガール。ここで歌われている“褐色の肌”は、単に恋人のことではなく、ボリビアの大地そのもののことと考えられるのではないかと話してくれた人がいました。」
職員室では、私の隣が若い女の先生の机。すぐ近くにこの曲が好きだという人がいる。うれしいですね。
学校を出て、家に帰る車の中で、サビア・アンディーナの公演(1985年・諏訪市文化センター)に行ったことを思い出した。

そのときのプログラムを見る。“褐色の肌”がありました。
なんと、スルマ・ユガールがこの公演で歌っていたとは、びっくりです。
多分、当時は、ケーナの方に目がいっていたからだと思います。
“褐色の肌”のケーナパートを吹いています。音取りは石川先生に助けてもらいました。
リズム感のない私。桜井さんのボンボをよく聴いて練習はしていますが、まだまだです。