2018年1月4日木曜日

「年越し魚」 木戸岡信次 (ビエントス)

あけましておめでとうございます。
昨年の南天の話に続いて年越しに食べる魚の話です。

松本では年取り魚としてブリ(鰤)を食べる習慣があります。
この風習は各地方で違うらしいです。
山梨県では年越し魚は何でしょうか。

自宅では 小さいころ 鰤の半身を買って来て、切り分けて食べた思い出があります。
庭に大きなまな板を置き、鰤を置き、鉈のような分厚い包丁で頭を落とし、骨を叩き切り,
長い包丁で切り身をきっていたのを見ていました。
鰤の切り身は、焼いて、年越しに食べ、正月の雑煮で食べ、あらは、大根、ジャガイモ、ニンジンと煮物に。
背の部分を刺身で。 これはとてもおいしく、もし地球最後の日に食べるとしたらこれかも。

鰤について ネットからの引用ですがおもしろいので。
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長野市の年取り魚は鮭なのに松本市ではブリ。富山湾から飛騨を抜け、信州に到る「鰤(ぶり)街道」の話を最初に聞いたときには、食の道の根強さに驚嘆しました。
また新潟では、蛇行する信濃川の右岸と左岸で、年取り魚が分かれという話も聞いたことがあります。その説によると、まさに「信濃川」そのものが境界線。同じ地域の中でも、川を隔てて斑模様になっているとしたら、これもすごいことです。
家計調査年報の平成16年~18年平均のデータを見てみました。

<ブリ>
金額のベスト5は富山、金沢、長崎、福井、松江
数量のベスト5は富山、金沢、松江、福井、山口
北陸3県が上位に勢ぞろい。6位以下の上位を見ると完全に西日本型。
トップの富山市は金額(円)で全国平均の3倍、数量(g)では3.5倍とぶっちぎりの多さ!
ちょっとだけ注目したのは金額・数量とも8位の津市。消費量上位都市の分布の中で、やや飛び地っぽい位置取り。「西」との繋がりを感じさせます。
逆に消費が少ない都市を、下から順に見ると、
金額:那覇、札幌、前橋、福島、甲府
数量:札幌、那覇、前橋、甲府、福島
那覇は魚介類全体でも47都道府県で一番少ない。あとは、東日本勢が並ぶ。
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甲府が鰤の消費量 金額も数量も少ないんですね。
甲府はマグロの消費が多いと聞いたことがあります。



の月刊モンターニャスでした。