2017年11月2日木曜日

「フォルクローレの素朴さ」 丸山高男(ビエントス)

先日、石和の北口広場オープニングイベントでの演奏をしてきました。
生憎天候は台風のため大荒れの土砂降りでしたが、雨の中たくさんの方が熱心に聞いてくださり感謝です。

モンターニャスでの定期演奏会も久しくご無沙汰していますが、やはり年に1度ぐらいは自主コンサートのようなものを開催したいですよね!私はなかなか練習に参加できずすみません。

フォルクローレといっても私たちの演奏している曲は、おおむねボリビア、ペルーの曲が多いのですが、
今の現地での曲の多くが、今風になりすぎて素朴さに欠けているような気がしています。
時代とともに音楽も変わるのでしょうが、ビクトルハラ、ユパンキ、メルセデスソーサ、など偉大な心揺さぶる彼らの歌声や、パントーハの素朴なケーナの響きをあらためて聞いてみると、なんと哀愁があり、素朴で美しく民族の歴史感から絞り出るような響きにいまさら感動してしまいました。
今の、ミュージシャンのテクニッはすばらしくうまいのですが、何か物足りなさを感じる今日この頃です。

私も笛を吹いて20年近くになりますが、一向に上達していません。
それでもフォルクローレの素朴は持ち続けたいと思います。