2021年3月31日水曜日

「掛け声」 小林康博 (ギターラ)

私は現在「アンデスなんです」というグループに所属していて「掛け声」を担当しています、ロックや日本の民謡やスペインのフラメンコなどにも「掛け声」がありますが、このフォルクローレの「掛け声」もカッコいいですよね。

意味も分からず、ただ声を出していても良くないと思い、いろいろ調べてみました。


フォルクローレの掛け声は、民謡の合いの手や、フラメンコのJaleo(ハレオ:Ole!オレ!とかああいうやつ)と同じで、 曲の構成や踊りの転換の指示、また盛り上げる所の先導だと思ってますので、タイミングとリズムがとっても大切だと感じております。

特にタイミングは、掛け声の始まりより、むしろ曲中での終わる位置を気をつけるとカッコいい気がします。 

(例)Ahora zamponita!と言い終わった瞬間、サンポーニャの演奏が入る、とか。 


ケーナ!って突然言われるとなんかカッコ悪いので、ケニータ!

Fuerza Quenita! : ケーナ頑張れ! Ahora Zamponita! : はいサンポーニャ!


Ahora! : Now! 気分的には、行け!って感じ。

Ahora si : Now,yes! いまだ!

アオラ

Ahora si!なんてよく聞きますが、無理に日本語で訳して考えるより、要するに Now yes!って言ってるだけなので、英語の方がわかりやすい気がします。


Esa Quena : that (is) quena はいここでケーナ!

Eso! : that! おう!


Fuerza! : Force!力を込めろ!って感じ。

Fuerza Mas! : More Power! もっと行け!

Fuerza Moreno!(Diablo!)(Negros!) : 行くぜモレーノ!(ディアブロ!)(ネグロ!)


Vamos! : Let's go! 

Vamo nos : Let Us Go! こっちのがリズムに乗せやすい


Alegria! : (with) Joy! 楽しいぜ!

Con mas alegria!:With more joy! もっと楽しく!

Alegria Morenito!: 楽しいぜモレーノ!


Ay! : アイ!「イエーイ!」みたいな感じっていうよりは「イエイ…orz」みたいな感じだけどなあ、自分の聞いた感じは。

Ay ya yay : アイヤヤ〜イ


asi : so そう!

asi asi : so so 

asi charango! : そうだチャランゴ! 


Bueno! : Good! ブエーノ! 難しい間奏やかっこいい歌の終わりあたりに入れるとカッコいい。


Con sentimiento: with feelings 感情込めて!

Con mas aire :with more air 雰囲気出して行こうぜ!


A la mano: To the hands 手拍子行きます!

Esa manita: てびょう〜し〜 


Palmas : 英語でpalm(手のひら)手拍子

Palmas! palmas! compadre! : 手拍子!手拍子!仲間たちよ!

※compadreは、本当は名付け親とかゴッドファーザーって意味だけど、英語のbuddies(ようお前ら)みたいな感じで使ってる気がします。

Asi compadre : イエーイみんな〜!


Todos! : エブリバディ!


Zapateo! : 足拍子!(靴、って意味だと思う)

Eso es zapateo! :はい足鳴らして!クエカ用 

zapateadito! : トナーダの間奏の足拍子用 


Que Lindo! : What a Cute! めっちゃイカすぜ! 

Que lindo charanguito! (zamponita) (bailecito) : めっちゃイカすぜチャランゴ!(サンポーニャ)(バイレシート)

Que bonito : How Nice(beautiful) いいねえ!


<曲の構成指示>

Se Acaba! : It's Over! はい終わり!

Hay no mas : (There's) no more かな?ハイ!それまでヨ!(加藤茶みたい)

曲の終わりよりむしろ前奏や間奏の終わりで使ってる気がするので、終わりというよりは、ブレイクとか、何か始まる合図と思った方がいいかも。


Unito(Uno) Mas : One More! もう1回!

Una vez mas : One time again!もう1回!

Otorita(otra) Mas : Other more!もういっちょ!

Otra! : もう一回! 

Vuertita(vuerta) mas : Return Again! 繰り返して! 


Tocadito! : play (instrument)! はい演奏して!

Cantadito (nomas)! : sing it! はい(もっと)歌って!※自分で歌う時にnomasが入る気がする。

Esa(otra) Bandita : That (another) bando こっからバンド演奏!

A la mano: To the hands 手拍子行きます!


アデントロ

adentro! : come in!さあ入って!

※タイミングが結構難しい。イントロ終わりのところで、アーデントロォーウ! って言ってジャスト1番に入れるといいんだけど。


ブエルタ

a la vuelta : to the return はい回転!(繰り返し!) ←じゃなくてハンカチ持ってクルクル回る振り付けが変わることの指示かもしれん!なので「ハイ回転!」のが近い

他にotra vuelta, vuertita mas, などなど


キンバ 

esa qumba: はいキンバ!(おすましして!みたいな感じですね) 


アオラ! 

Ahora (si) ! : 今だ!盛り上がって! 

Zapateo! : 足踏みして!

A la mano! : 手拍子して!

Bueno! : いいぞ!

Se Acaba! (Elmanito): 最後の一回り!(だぜ兄弟!)


<掛け声・お手本動画 "La Forastera" Montoneros de Mendez>

調べてみるといろいろとありますね、この中のひとつでも、カッコ良く「掛け声」を決められたらいいですね。

2021年3月4日木曜日

「何気ない朝」今村 まち子(チャランゴ)

 新型コロナウイルス感染拡大から早一年以上が過ぎ、予防対策のおかげで、我が家の置き薬も半年で風邪薬一回のみの、使用だった。

 コロナ自粛、リモートワーク、テレワークと聞き慣れない言葉にも、すっかり慣れ、緊急事態という呼び掛けによって、これまで無理と言われてきた生活様式が普通になりつつある、

 食料品はパルシステム、八百屋、肉屋、パン屋が有ればオッケー。

 大きなショッピングモールで買う必要は一切なく無くなった。

 多くの人と接触する事なく、買い物できる心地良さは確かにある。

 家ではネットショッピングで玄関のチャイムの回数が増え、うるさーいと言いたくなる。




 実体験でない生活の仕方はやはりつまらないものだ。

 テレビをつけると不安要素だらけだが、早朝誰にも邪魔されることもなく、静かにコーヒーを飲み、寒さの中を庭に出て、コロナとは無縁の小さな花々を見てほっとする。




 そんな何気ない朝が唯一、私がリラックス出来る時間かも知れない。