2017年8月5日土曜日

「8分の6拍子克服のために」 橋本 真樹 (チャランゴ・ギターラ)

フォルクローレという音楽ジャンルの特徴の1つとして、アンデス地方特有のリズムが挙げられますが、アマチュア演奏者の中にはこのリズムに苦手意識がある人も多いようです。

先月の月刊でも「出会い」のリズムが合わなくて・・という話題が出ましたが、日本人は全般的に8分の6拍子の楽曲が苦手であるようです。

初心者練習会(ソル・ナシエンテ)でも、8分の6拍子の楽曲を意識的に練習曲として採り上げているのですが、残念ながら人様にご披露できるレベルには至っていないというのが実態です。

リズムを掴むための練習法として、①楽器を持たずに模範演奏に合わせてメロディーを口ずさんでみたりボイスパーカッションの真似事をしてみる②模範演奏に合わせて手拍子を打ってみる(最初は頭の拍だけとして、徐々に手数を増やしていく)等の簡単な実践例を紹介し続けているのですが、なかなか熱心に取り組んでもらえていないようです。

しかしながら、これら楽器を持たない補助トレーニング的な取組みによらずして、リズム感が乏しい(と自覚している)人が弱点を克服するのは至難の業だと思いますので、これからも折に触れ実践していきたいと思います。

 本年の年初に掲げた初心者練習会の活動方針の中で、「これまでの練習曲の中で中途半端に終わっている曲などを掘り起こし、ある程度形になるように仕上げていきたい」と謳っていました。

代表的な8分の6拍子クエッカの楽曲が、まさに中途半端なままですので、今年後半はクエッカのリズムを基本から学び直し、8分の6拍子克服のきっかけとしたいと考えています。

(ついでながらイベント告知)
10月29日(日)、山梨市民会館で開催される山梨県主催イベント「やまなし県民文化祭・アコースティック音楽祭」に、今年も参加させていただけることになりました。

イベントは12時開演予定。ソル・ナシエンテの出演予定時間は、15時20分頃からの約20分となります。