2025年11月1日土曜日

「趣味に没頭する日々」丸山 高男(ビエントス)

 一年は、早いですね。
 もうこの時期になってしまいました。
  いつもこの期間はぶどうの出荷も終わりゆっくり自分の時間と、趣味に没頭する日々です。
  読書や、オーディオ機器の修理、レコード鑑賞、天体望遠鏡機器の整備、天体観測、そして一番大事なフォルクローレの練習参加等々結構忙しくしてます。
読書の秋、食欲の秋、芸術の秋・・・


  特にこの時期、がらくたをハードOFFに行っては見つけて自分で修理するのがこの上なく楽しい趣味なんです。
  なんか非常に得した感じになるんですよね。
  昨年は昔からあこがれだった望遠鏡のジャンクをよせばいいのに買って、四苦八苦の末、完全復活ました。 
 家内には叱られてますけど(笑い)だんだん根気がなくなっていくのが寂しい気もします。
日本のモノラルカートリッジ。ステレオ盤で使ってもレコードを傷めない


  オーディオの方は、先日堀込君から、モノラルのオーディオカートリッジを拝借して聞かせてもらったら、これがなんと生々しい嬉々とした音が聞こえるんですよ。
  改めてモノラルレコードの素晴らしさに感激しています。

  今の人たちはレコードなんて興味がないかもしれませんが、配信で聞く音楽とアナログの音は別次元です。
 若い人たちにもぜひレコードを聴いてもらいたいです(昭和かな)そんなこんなで人生楽しんでます。
アナログレコード


  皆さんもこの一瞬を楽しんでください。 
 時間は戻らないので日々元気で楽しく生きましょう。

2025年10月1日水曜日

「LPレコードのクリーニング」堀込 孝一(ビエントス)

 

 古レコード屋、フリマ、オークションサイトなどで、まだまだフォルクローレLPを見かけるが、気になるものは、ついつい購入してしまう。

 CDに無い音源もあり、また、ジャケットも楽しい。


LPレコードの一部(スルマ・ユガール、グルーポ・ボリビア、ハチャマリュク、ラリス)。
※スルマ・ユガールは、ピエル・モレナに期待したが、CDとは別録音、CDの方が音も内容も良い。
※ラリスは、ジャケットもそのままCD化されているが、内容もジャケットもツボです。

 購入品は、届いてから盤の傷などを確認するのだが、聴いてみないと分からないもので、また、聴く側の環境(システム)でも変わるので、「当たり」、「はずれ」も気軽に楽しんでいる。

 中には、盤がひどく汚れているものもあり、その場合は、そのまま針を落とすのも辛いので、盤をクリーニングしてから聴くことにしている。

 クリーニングと言っても自分の場合、食器洗い用の中性洗剤とスポンジで水洗いというのが定番である。 

 水洗いで、一番気を使うのが、レコード盤の中心に貼られているレーベルのシールである。

 紙シールみたいなものなので、水には弱いのである。

 ここを保護できればと考えたが、今では、「レーベル・プロテクター」なる便利な商品もある。

レーベル・プロテクター(アマゾンから)。
レーベル大の円形の板2枚で、ボルトでLPの真ん中の穴を利用してLPをサンド。
レーベルの部分だけ水濡れを防止する。


私の道具
洗剤は、中性ではないが「JOY」がお勧め。
スポンジではなく、専用ブラシを愛用。
洗ったLPを水を軽くふき取り乾かすための、100均のまな板スタンド。
私の使うプロテクターは、試作品をオークションサイトから購入したもの。EP用もある。
ここには無いが、ブラシとして、歯ブラシの「システマ」を愛用する方も少なくない。


 洗剤で、水洗いする前に、水で汚れを流しておくことをお忘れなく。

 水洗いの後は、柔らかい布等で軽く水をふき取り立てかけて乾かす。

 100均のまな板スタンドが安くて使いやすい(同時に3枚まで乾かせる)。

これから洗浄。
真ん中のネジに薄いゴム板とプロテクターを乗せ、ネジで締める。
LPは、グルーポ・アイマラのアンデス文明。

 クリーニングの効果は、概ね分かりやすく、ノイズが減り、また、音がクリアになることが多い。

 また最近、安いクリーニングマシーンも発売されている。

クリーニング・マシーン(アマゾンから)
水と超音波で洗浄。眼鏡屋さんの店頭のクリーナーと同じ原理。

 専用機としては、格安で、厚み以外は、ほぼLPサイズ、12インチLP、10インチLP、EP盤に対応。

 価格は、10万円前後であるが、とても気になる。

 近い将来、夜な夜なレコードを機械洗浄している自分を想像している。


 




 


2025年9月1日月曜日

「モカさんとボンボ」桜井 小百合(ボーカル・パーカッション)

 

 二年前に総勢六匹居た我が家の猫の最後の一匹『とらじろう』が虹の橋を

渡り、もう猫を飼うのは止めようと決めていた。

 しかし、昨年7月のある日のこと。

 旦那が散歩から帰宅して何やら玄関先で騒いでいた。

 見に行くと、開け放たれた玄関に旦那が立ち、その足元には子猫がちょこんと座っていたのだ。

モカさん降臨

 カラスに狙われていたから連れてきた、と申し訳なさそうに話す旦那。

 さてどうしよう…と考えていると、その子猫はスタスタと玄関から廊下に

上がり奥の居間に入ってしまった。

 後を追って居間に行くと、子猫は『もうここを動かないぞ!』という感じ

で座り込み、こちらを見上げている…

 ここまでされたら(?)無視できないので、飼うことになった。

 三毛猫の子猫は『モカ』と名付けた。我が家にもすぐに慣れて、家の中を

元気に走り回ったりオモチャで遊んだり。

 そして疲れるとひたすら眠る毎日。

 このモカさんの一番のお気に入りの場所が、ボンボの上なのである。

 ケースに入っているとはいえ頻繁に乗られると上面の毛皮が剥げてしまわ

ないかと心配なのでモカさんを猫用ベッドに移すのだが、すぐにボンボの上に

戻ってしまう。

 こちらが根負けして、ボンボの上に板を乗せてクッションを置いて摩擦を減

らすようにした。

モカさんのお気に入り


 これで一件落着!…とはいかなかった。

 ボンボを持ってフォルクローレの練習に出掛ける時。

 モカさんが玄関まで付いて来るのだが、私のお見送りをするためではない。

  『私のボンボを返して!』ということらしく、私が靴を履くためにボンボを

床に置いた瞬間にモカさんはボンボに乗りしがみつくのだ。

 モカさんをボンボからひっぺがして廊下の向こうに放り投げ(!)、泥棒が逃げるかのごとく素早くボンボを担いで玄関から出て行く…というのが常なのである。

 練習から帰宅した時もモカさんは玄関で待ち構えている。

 もちろん、私をお迎えするためではない。

床にボンボを置いた瞬間、またしてもボンボに乗りしがみつく。

そして、 『私のボンボをどこに連れて行ったの?許さないわよ!!』とでも言うか

のようにキッとこちらを睨みつける。

招き猫の画像、三毛猫です。


 普段はとても可愛らしい猫なのだが、ボンボのこととなると猫が変わるのである。

 今日も気持ち良さそうにモカさんはボンボの上で丸くなって寝ている。

  

2025年8月2日土曜日

「推しの力士」橋本 真樹(ギターラ・チャランゴ)

 

 千葉に住んでる甥っ子がウクライナにルーツを持つロシア人女性と結婚し、昨年9月に待望の男の子が誕生いたしました。

  今年4月には、甥っ子一家が千葉の実家の隣(分譲マンションの隣室)に引っ越してきたため、千葉の橋本一族は大変賑やかに暮らしています。

 大伯父となった私も、しょっちゅう「高い高い!」をやらされ、うれしい悲鳴をあげております。

               「高い高い!」

 先日、テレビの大相撲中継を見ていて、安青錦(あおにしき)というウクライナ出身の力士が、甥っ子の子供(甥孫)にそっくりと気付きました。

安青錦・あおにしき


 色白の肌に大きな目と高い鼻、赤ちゃん体型と相似形の力士体型ということも相まって、画面の中の安青錦関は甥孫そのもの!

 見た目が似ている親近感と、愚直で正攻法の取り口への好感度で、応援にもついつい力が・・・(笑)

 名古屋場所では千秋楽まで優勝争いを演じてくれるなど、大いに盛り上がらせてもらいました。

 この安青錦関、21歳の若さながら、好きなアーティストと楽曲は「河島英五・時代おくれ」であるそうな。

 音楽の指向までも共通するこの若者から目が離せません!

 


♪♪ めだたぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず ♪♪

 

2025年7月1日火曜日

「喉鳴り(のどなり)」大塚 良夫(ビエントス)

 去年の夏頃からケーナを吹くと、ケーナの音といっしょに喉鳴りの音が聞こえるようになりました。

 だんだん大きくなるとケーナも吹けなくなるのは確か。

 

 病院へ行きました。

 先生はカメラで撮った喉と鼻の内部を見ながら説明してはくれました。

 でも、はっきりした答えは得られませんでした。

 薬はくれましたが、なんと5種類。3日で飲むのは止めました。

 

ケーナを吹く男(ペルー)

 それでも気になるので、三澤さんが紹介してくれた病院に行きました。

 

 先生にケーナを使って次のように話しました。

 ・まず、息をいっぱい吸って、吐く。

  喉鳴りのないことの確認。

 ・次に、ケーナを吹いて、ケーナの音といっしょに出る喉鳴りの確認。

 

ケーナを吹く男(ペルー)

 喉と鼻については心配ないと話してくれました。

 先生は「ケーナの音といっしょに出る音は、あなたの声だと思います。薬は飲まなくていいでしょう」

 

 家に帰って、先生が話してくれたことを意識しながら、ケーナの角度や位置、そして吐く息を意識して吹いてみました。

「アンパンマンとケーナちゃん」より、ケーナちゃん


2025年6月2日月曜日

「1860年、日米修好通商条約締結に向けた遣米使節団の旅」 今村 均(ギターラ、ボーカル)

 


 万延元年(1860年)、江戸幕府は大老・井伊直弼の命により日米修好通商条約の締結に向け批准書交換の為、重要な一歩を踏み出しました。 

 この歴史的な瞬間を迎えるため、77名からなる遣米使節団が、米艦ポーハタン号に乗り込みアメリカへと向かいました。

 彼らの旅は日本とアメリカとの関係を画期的に変えるものであり、その中には様々な希有な経験が詰まっていました。 




 遣米使節団の中には、元市川代官の森田岡太郎清行の従者として市川代官所の典医である廣瀬保庵の姿もみられます。

 廣瀬は医学知識と技能を持ち、使節団における重要な役割を担っていました。 

 彼は団員たちの健康を守るためさまざまな病気やトラブルに対処しながらアメリカでの滞在を支援しました。

 使節団は航海中に色々な出来事に遭遇しました。

 険しい海を渡りながら、彼らは新たな土地への期待と不安を胸に太平洋を超えました。 

 アメリカに到着すると、彼らは新しい文化や慣習に接し、また、政治的な議論や会談が多数行われました。

 廣瀬自身もアメリカの医学や科学技術を観察し、日本に持ち帰ることへの大きな期待を抱いていたことでしょう。

 遣米使節団の旅は数ヶ月の間に多くの出会いや学びをもたらし、日本とアメリカの友好関係が築かれる礎となりました。 



 9ヶ月にも渡り世界一周を成功させた歴史的なこの旅を通じて廣瀬保庵をはじめとする団員たちは未来の日本のために重要な知識と経験を得たのです。

 遣米使節団の功績と彼らが果たした役割は多大でした。
 
 彼らの視点を通じて当時の日本とアメリカの関係が如何に形成されていったのか、再考して行くのはとても重要な事だと思います。

 維新のゴタゴタで新政府に消されてしまった歴史的事実が再来年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で小栗上野介が描かれる事は大変楽しみな事です。



  大正7年にアメリカ大使から指摘されて日米協会が設立され、使節団副使の村垣淡路守が著した航米記等が発刊されました。 

 165年経過して改めて日本国民に再認識されるのはありがたい事だと思います。 


2025年4月30日水曜日

「フェイク動画」 小林康博 (ギターラ)

 いわゆるフェイク動画や画像がネット上で問題になったことがありました

災害時にライオンが逃げ出し町をさまよっている画像が流出した時は、見た人がパニックになったりして問題になりました

でもよく見れば画像が荒かったりして見分けはつきました

その後、chatGPTが使えるようになって、私も趣味の短歌をこれで作成してみたりしました、まあまあの出来で少し手直しすれば作品になりそうでした、実際に皆さんも仕事で文書作成している方もいるのではないかと思います。

さらに最近では生成AIが登場して「音楽を何々風に作れ」と言えば、かなりのクオリティできるし、「こんな動画を作れ」と指示すれば簡単に思い描く動画ができてしまう


クイーンのフレディ・マーキュリーが日本語で歌うアイドルの歌や、ビートルズの「Yesterday」をAIフレディ・マーキュリーが彼の声でカヴァーしたりしています、現実では絶対にあり得ない動画ですね、まあこのぐらいならジョークと思って見ていますが、AI使ってウソのニュースや広告を目にすることも多いし実際に騙される人もいる、勝手に音楽や社会の歴史をねじ曲げる内容のものも見受けられます

これらは出来栄えのクオリティが凄すぎてに、議論が巻き起こっている例ですね


過去の画像をAIで動かす技術も

戦争中の特攻隊員の写真をカラー画像にしたり、その画像に映る人物が動き出す動画になったり、坂本龍馬の写真が笑ったり、動き出したりしてやりたい放題である

私の周りにも家族や自分の写真をAIでジブリアニメ風に加工して見せ合ったりしています


こんな時代に生まれ、仕事でAIに対抗しなくてはならない人は大変ですね

というかAIには勝てないですよねー